階段の福祉住環境整備
高齢者や障害者の生活空間は、1階にまとめる方が望ましいです。
しかし、階段を使用しなければならないこともあります。
そこで、安全で容易に使用できるように配慮が必要です。
階段の位置ですが、寝室とトイレの間に階段が来ないようにしましょう。
トイレの出入り口と間違って、階段から転落する危険があります。
トイレ出入り口と階段との位置関係に注意しましょう。
階段の手すりの設置の際、手すりの高さは、段鼻から測りましょう。
段鼻から利用者の大腿骨大転子(750~800㎜)の高さにします。
太さは、32~36㎜にします。
手すりはできるだけ連続して設置します。
手すりの設置は両側が望ましいですが、階段の幅員が狭くなるので、
下りる時に手すりが利き腕側に来るように設置します。
階段の形状は、踊り場で休憩でき方向転換にも安全な踊り場付き階段か、
踊り場的に使用するスペースのある吹き寄せ階段が望ましいです。
共に転落時一気に落下しないので大怪我の危険性も少ないです。
直線階段は、同じテンポで昇り降りできますが、
転落した時に一気に転落してしまう欠点があります。
階段の勾配は、緩やかなほうが昇り降りしやすいですが、
一般の住宅ではスペース上無理なことが多いです。
6/7以下の勾配が望ましいですが、状況を見て判断しましょう。
蹴込みやノンスリップにつま先が引っかかる危険があります。
蹴込み寸法は30㎜以下としましょう。
ノンスリップ設置の時は、薄型のものや段鼻に埋め込むような感じで設置しましょう。
足を上げる力が弱まっている高齢者や障害者には、
ちっとしたことがバリアになります。
様々な点に配慮した福祉住環境整備が要求されます。
