廊下の福祉住環境整備
廊下を自由に移動できることは、
生活空間を結ぶことができ、
日常生活を営む上でとても重要なポイントです。
日本の住宅は、尺貫法の関係で有効幅が最大で780㎜程度です。
伝え歩きや介助歩行であれば大丈夫ですが、
車椅子を使用する場合では狭すぎます。
廊下だけを直進するのであればいいのですが、
室内に入るため直角に曲がるのには、
廊下の有効幅と建具の開口幅を広くする必要が有ります。
介助用車椅子であれば、
廊下有効幅780㎜・建具開口幅750㎜必要です。
なので問題はありません。
しかし、自走用車椅子なら廊下有効幅780㎜・建具開口幅950㎜、
廊下有効幅・建具開口幅共に850㎜、
廊下有効幅900㎜・建具開口幅800㎜、またはその逆の寸法が必要です。
このように、廊下の有効幅と建具の開口幅の関係を考え無くてはなりません。
廊下の有効幅を確保するのと建具の開口幅を確保するのと、
どちらがいいのかを、コスト的な面と施工面で検討しなければなりません。
車椅子で壁に傷を付けないため、幅木を350㎜程度まで張りましょう。
床材も傷ついても目立たなく車輪のゴム跡が目立たない色にするといいでしょう。
利用者が伝い歩きや杖を使って歩く時には、
滑りにくい床材にすることや音を吸収しやすい床材にしましょう。
このように、利用者さんの移動方法にあった福祉住環境整備のプランを検討しましょう。
その他には、手すりを設置する際は手すりの形状・設置高さ・材質などに注意しましょう。
足もと灯の設置も検討しましょう。
高齢者には、調光機能や明かり付き機能の付いたスイッチにしましょう。
利用者さんが安心・安全に移動できる空間にすることが大切です。
様々な点に注意し福祉住環境のプランニングをしましょう。
