屋外の福祉住環境整備
日本の住宅では、
通気や湿気の関係から、地面より住宅の床を450mm以上上げなくては成りません。
このことにより、屋外と屋内の段差が生じてしまいます。
高齢者や障害者が生活のメリハリや活気をつけると言う意味から、
屋外への段差を解消し、
安全に安心して外出できる環境を作ることが重要です。
飛び石などの敷石は転倒の原因になるのでやめましょう。
コンクリート平板は、目地幅を小さくし、しっかり固定しましょう。
アプローチの仕上げは、滑りにくい粗いものにしましょう。
積雪寒冷地では、雪処理や凍結対応も重要に成ります。
ロードヒーティングや融雪槽などの検討もしましょう。
アプローチ階段には、手すりや足もと灯を設置したり、
段鼻部分をノンスリップ加工のもので色を変えたりしましょう。
スロープにするのもひとつの方法です。
手すりは、直径が32~36㎜で、大腿骨大転子の高さ(750~800㎜)が目安です。
また、感触のいい素材を使用するのがいいでしょう。
スロープの勾配は、1/15~1/12が基本です。
これらはあくまでも参考です。
パーキンソン病や腰痛の高齢者には、スロープは適していません。
体格や身体の状況により手すりの高さや直径も変わってきます。
利用者さんの様々な状況をしっかり把握し、
適した福祉住環境整備を考えましょう。
また、どうしても外出ができない状況や室内での時間が長い方のために、
寝室など長く生活する場所から、
花や木など見られる庭にするなどの外講計画も考えましょう。
また、テラスやデッキなどで、
花の手入れができるようにするのもいいかも知れません。
様々な面から利用者さんの生活を見て、
身体状況や生活環境に最適な福祉住環境整備のプランを検討しましょう。
