骨折と福祉住環境整備
骨折とは、当たり前ですが骨を折ることです。
骨折部の修復やギプス固定で癒合し機能の回復をします。
若い方にとってはそれほど問題ではない骨折も、
高齢者にとっては骨折が寝たきりになる原因となったり、
廃用症候群を起こす可能性があるので注意しなくてはなりません。
高齢者の場合、転倒による骨折が多いです。
尻餅をついての「脊椎圧迫骨折」や横に転倒しての「大腿骨頸部骨折」、
つまづいて前に倒れての「橈骨遠位端骨折」があります。
高齢になると筋力の低下や関節の可動が低下するため、
股やつま先が上がりづらくなったり、
バランスを崩しやすく、立て直しも困難になります。
福祉住環境整備の具体的方法としては、
転倒防止のために障害になるものを置かないこと、
カーペットなどのめくれなどに注意しましょう。
式台やすりつけ板などにより小さな段差でも解消すること、
福祉用具(杖・歩行器)に対応しての床材の変更をすること、
手すりや足もと灯などを設置するなどがあります。
転倒防止だけでなく、
骨折した場合やその後のことも考え、
痛みや歩行障害に対応した福祉住環境整備も考えましょう。
高齢者は転倒による骨折をすると、
転倒に対する恐怖心や歩行障害から、
日常生活の活動性が低下してしまい「廃用症候群」など二次障害を合併してしまいます。
早期離床・早期歩行など生活全般の活性化を図ることが大切です。
座位を取らせたり・トイレに誘導したり行動範囲を広げましょう。
また、家族から孤立させないことも大切です。
骨折に対応する福祉住環境整備は、
転倒防止対策と日常生活の活動性を低下させない対策が必要です。
この2点を考えプランニングしましょう。
