パーキンソン病と福祉住環境整備
パーキンソン病とは、
中脳の黒質で作られるドーパミンという神経伝達物質の減少で起きる病気です。
パーキンソン病の症状としては、
手足が規則的にふるえる「振戦」。
筋肉が固まって動きがスムーズにできない「固縮」。
動作が緩慢で、動作の開始が遅れる「無動」。
転倒防止態勢が取れない、姿勢を保てない「立ち直り反応の低下」。
この4つが代表的なものです。
その他にも姿勢異常・すくみ足・逆説動作・小刻み歩行・前方突進・加速歩行、
オンオフ現象・仮面様顔貌・言語障害・自律神経障害・書字障害・精神障害があります。
福祉住環境整備のポイントとしては、
薬や症状による日内変動があるのでどの状態を想定するのか、
また、進行性疾患なので症状の進行にも対応しなくては成りません。
具体的な福祉住環境整備のヒントとしては、
玄関では、手すりやいすを設置するといいです。
また、上がりかまちが高い時には式台の設置も必要です。
トイレでは、トイレまでの移動距離を短くし、夜はポータブルトイレも検討しましょう。
トイレ内で体の方向を、何度も変えなくてもいいように配慮しましょう。
また、できれば両側に手すりを設置するといいです。
浴室では、複数の動作を同時に行うことがあります。
自立しての入浴は転倒などの危険があるので、
安易な方法でなく身体状況を認識した上での福祉住環境整備が必要です。
廊下に手すりを設置するときなどは、
手すりに目印をつけたり、握りこまないよう太くしたりすることもひとつの方法です。
また、床面に目印をつけることも効果があります。
生活能力を低下させないことが大事です。
できることを安全に行なえるよう考え検討することです。
それぞれの身体状況に適した福祉住環境整備をしましょう。
